得意技 01

ハイテンプレス加工技術

stamping

ハイテンプレス加工
プレス、溶接、カシメます!

技術、設備、そして技術者の経験と知恵。
全てが揃っているから、どんな金属の加工もできるのです。

私たちの技術

  • 金属加工

    鉄などの金属を、切ったり曲げたり、穴を開けたり磨いたりして変形させることです。
    金属プレス、板金加工、溶接、結合など星光工業は基本的な技術を全て蓄えています。

  • 金属プレス

    金属加工の中でも、金型を取り付けたプレス機械を使う加工方法です。
    1回のプレス(ワンショット)で1つの工程を行う単型プレスや、複数の工程をワンショットで行う順送型があります。
    順送型は量産向き、単型は小ロットや大型の材料の際に利用されます。
    星光工業では、ロボットライン(搬送装置)を利用して単型・順送型を製品に合わせて組み合わせます。

  • 板金加工

    パンチとダイというツールの間に板上の金属材料を挟んでプレスすることで、金属を曲げる加工方法です。
    ベンダーという機械を利用します。
    星光工業では、鉄、ステンレス、高張力鋼板(ハイテン)など板金加工ができる材料に制限はなく、0.6mmから3.2mm程度の厚さまでの対応実績があります。主な製品は、ホテルの客室のドア枠などです。

  • 溶接

    熱または圧力などで2つ以上の材料を接合する加工方法です。
    星光工業では次の溶接方法を採用しています。

    [ 半自動アーク溶接 ]
    空気中の放電現象を利用するアーク溶接の一つで、「トーチ」を使って溶融金属を溶かして接合材料を結合させます。

    [ スポット溶接 ]
    電気を流した丸棒状の上下2本の電極間に材料を挟み、電流の熱で瞬時に材料を溶かして結合する方法です。

    [ プロジェクション溶接 ]
    ナットやボルトの突起を専用の機械で電気的に溶かして結合する方法です。

  • カシメ

    プレス機械などを使って金属の塑性変形する性質を利用して、材料をつなぎ合わせる結合方法です。
    星光工業では次のカシメ技術を持っています。事務機器や自動車の部品づくりに採用されてから20年以上にわたる経験があり、カシメの工夫でコスト低減や品質の安定化を行っています。

    [ バーリングカシメ ]
    材料の一つにフランジをつくり、もう一つの材料をフランジに挟む形で結合する方法。穴を開けるなど前工程が必要です。金型に容易に組み込める。カシメの強度が低くて良い場合や、材料の一つがとても薄い場合に有効です。

    [ クリンチカシメ ]
    板状の材料を重ねてプレスし、塑性変形させて接合する加工方法です。強度はバーリングカシメの1.5倍。穴開けやバーリングなど前工程が不要なので時短にも。バーリングカシメの変形、浮きなどの弱点も解消。特に、異なった材質の接合に有効です。

    [ 同時TOX®カシメ ]
    TOX®」、トックス プレソテクニック社が開発した極めて精巧で機能性の高い結合方法です。星光工業では「TOX®」の技術を採用し、さらに金型に組み込むという技術を加えて「同時TOX®カシメ」を独自開発しました。

私たちが大切にしていること

検査治具を自社で製作する

私たちが一番大切にしている品質保証のために、寸法や「部品が付いているか」など製品に応じた検査治具を自社で製作します。自社製作をすることで、外部とのやり取りがなくなりコストや時間の削減になり、最終的にはお客様のコストメリットとなります。

試作や部分サンプルを製作し課題をリアルにつかみます

図面からは見えない材料の「暴れ」、絞りのアールの確認など、該当箇所の試作品を製作して問題発生の可能性を確認します。その結果は、お客様の図面へのアドバイスや、適切な工程計画に反映させます。

[ 例えばこんなこと ]
スポット溶接での熱変形は豊富な経験でも想定を超えることがあります。
スポット溶接時の製品固定をピンで行った際、材料の熱変形でピンが抜けなくなったことがありました。この製品は外枠を固定すべきだったことが分かります。
実製作を開始する前に、こういった課題を洗い出し、回避策を製作計画に組み込むことが、お客様に満足いただける「ものづくり」の第一歩です。

打ち合わせの初期から技術者が同席してお話を伺います

材料の特性や加工方法、金型の構造、加工手順といった全てに工夫の余地があります。金属プレス加工を熟知した技術者が、お客様が気がつかれていない点まで聞き出し、ご要望の実現に向けた最適な製作計画を提案します。

三菱製ファイバーレーザーで厚板加工三菱製ファイバーレーザーで厚板加工